2026年9月17日 投稿(2026年9月17日 更新)

7月のサービス産業活動は、「生活娯楽関連サービス」などの業種が上昇。基調判断は「一部に足踏みがみられるものの、持ち直し傾向にある」に据置き

7月の第3次産業活動指数は、前月比上昇

2026年7月の第3次産業活動指数(サービス産業活動)は、指数値107.1、前月比0.4%と2か月ぶりの上昇となった。

これまでの第3次産業活動指数は、2025年11月、12月は低下、2026年1月は上昇、2月、3月は低下、4月、5月は上昇、6月は低下と推移する中で、7月は「金融業、保険業」、「医療、福祉」などの業種が低下した一方、「生活娯楽関連サービス」、「小売業」などの業種が上昇したことから、全体として2か月ぶりの上昇となった。

業種ごとの動向

7月の業種別の動きをみると、10業種中、7業種が前月比上昇、3業種が同低下となった。

7月は「金融業、保険業」、「医療、福祉」などの業種が低下した一方、「生活娯楽関連サービス」、「小売業」などの業種が上昇したことから、全体として上昇となった。

「生活娯楽関連サービス」は、前月比3.4%と上昇した。内訳業種では「娯楽業」、「飲食店、飲食サービス業」などが上昇に寄与した。また、「小売業」も、前月比2.1%と上昇した。内訳業種では「その他の小売業」、「織物・衣服・身の回り品小売業」などが上昇に寄与した。一方で、「金融業、保険業」は、前月比マイナス3.0%と低下した。内訳業種では「金融商品取引業、商品先物取引業」、「銀行業・協同組織金融業」などが低下に寄与した。また、「医療、福祉」も、前月比マイナス1.5%と低下した。

『対個人/対事業所サービス』の動向

サービス産業活動指数は、大きく「広義対個人サービス(以下対個人サービス)」と「広義対事業所サービス(以下対事業所サービス)」に分けることができる。

7月は、対個人サービスが、指数値107.0、前月比0.8%と2か月ぶりの上昇、対事業所サービスが、指数値107.3、同マイナス0.2%と4か月ぶりの低下となった。

『製造業/非製造業依存型事業所向けサービス』の動向

対事業所サービスは、製造業の取引先が多いか、そうでないかによって、「製造業依存型」と「非製造業依存型」に分けることができ、それぞれの指数を計算している。

7月は、製造業依存型事業所向けサービスが前月比2.0%と上昇、非製造業依存型事業所向けサービスが同マイナス0.6%と低下した。

『非選択的/し好的個人向けサービス』の動向

対個人サービスは、生活必需的な性質で変動が相対的に少ないと考えられる「非選択的サービス」と、選択性が高く所得環境や経済情勢などの影響を受けやすいと考えられる「し好的サービス」に分けられ、それぞれの指数も計算している。

7月は、非選択的サービスが前月比マイナス0.5%と低下、し好的サービスが同2.2%と上昇した。

7月時点の基調判断は、「一部に足踏みがみられるものの、持ち直し傾向にある」に据置き

7月は「金融業、保険業」、「医療、福祉」などの業種が低下した一方、「生活娯楽関連サービス」、「小売業」などの業種が上昇したことから、前月比0.4%と2か月ぶりの上昇となった。また、第3次産業全体としては持ち直し傾向がみられる一方で、一部に足踏みがみられる業種があるなど、引き続き注視が必要である。

こうした状況も踏まえ、第3次産業活動指数の7月の基調判断については、「一部に足踏みがみられるものの、持ち直し傾向にある」に据置く。

なお、今後は、物価上昇による取引量への影響などについて、注視していく。

結果概要のページ
参考図表集
マンガ「就職にも使える!第3次産業活動指数」

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