
鉱工業生産指数とは
鉱工業生産指数とは、日本の鉱業・製造業などの生産活動の動きを指数化した統計です。経済産業省が毎月公表しており、日本の景気の現状や動向をいち早く、正確に把握するための重要な指標の一つです。
我が国の経済活動全体(国内総生産、GDP)に占める鉱工業の割合は約2割ですが、卸売業、小売業、運輸業などの一部は鉱工業製品の流通を担っており、鉱工業生産活動と密接な関連を持っています。これらの関連産業を含めると、国内総生産に占めるウェイトは約4割と大きいため、景気のトレンドを測る上で重宝されます。

対象範囲は鉱業と製造業(鉄鋼、機械、自動車、電子部品、食料品、化学など)で、これらの中から代表的な製品(現在は408品目)を選び、生産量を集計して、特定の基準となる年(現在は2020年)の一月当たりの生産量を「100」として指数化しています。景気が良くなると工場での生産が活発になるため指数が上昇し、悪くなると低下します。「前月比」や「前年同月比」と比較することで、生産活動が上向いているか、下向いているかを判断します。
経済活動の実態面の動きを表す統計としては、公表が最も早いものの一つです。経済政策、企業活動などにおいては、最近の経済動向を的確に見極めることが重要であるため、鉱工業生産指数は広く利用されています。
鉱工業に関する指数には、鉱工業生産活動の全体的な水準の推移を示す「生産指数」以外に「出荷指数」「在庫指数」「在庫率指数」「生産能力指数」「稼働率指数」があり、生産計画をもとに先行き2か月の動向を把握できる「製造工業生産予測指数」とともに経済産業省のホームページで公表されています。
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