空の高さや夕暮れの色に、少しずつ秋の訪れを感じる9月。慌ただしく過ぎた夏を振り返るこの時期に、8月にお届けした記事の一つひとつを改めてたどりながら、そこに込めた思いをご紹介します。
METI Journalオンライン8月の政策特集は、将棋盤をモチーフにしたユニークなビジュアルとともにお届けしました。テーマは、「いまや人材戦略は、経営戦略だ」。
ビジュアルでは、知識、経験、育児、介護、健康など、それぞれ異なる役割を持つ駒を配置し、多様な人材や働き方を表現しています。企業経営を将棋になぞらえ、単に駒を増やすのではなく、一人ひとりの強みを活かしながら成長していくことの大切さを伝えたいという思いを込めました。
今回の政策特集では、多様な人材が力を発揮できるよう、人材戦略を経営戦略の中核に位置づける必要性について考えました。初回記事では、今後予想される就業構造の変化や人的資本経営の重要性について、経済産業省の産業人材課課長が解説しています。
人材戦略を考えるうえで、未来を担う世代の育成も欠かせません。第2回では、文部科学省の合田高等教育局長に「人材育成システム改革ビジョン」の狙いや、産業界に期待することなどを聞きました。文理分断からの脱却が必要と考える、そのわけとは?
就業構造の変化や少子化が進む中で、多様な人材の活躍をどう支えていくかも重要なテーマです。第3回記事では、女性特有の健康課題による経済損失が年間3兆円を超えるとも言われる現状を踏まえ、女性特有の健康課題やフェムテックの可能性について考えました。
第4回記事では、女性起業家支援事業「GIRAFFES JAPAN(ジラフス・ジャパン)」に参加した女性起業家と、その支援に携わる企業担当者の対談をお届けしました。起業時の課題や支援の内容に加え、経済産業省の関連政策についても紹介しています。
特集最終回のテーマは、ダイバーシティ経営です。「DEIは経営の大前提」と語るパナソニックEW社を取材し、取り組みをどのように始め、社員に浸透させていったのか、組織風土の醸成や体制づくりのヒントを探りました。
今回の政策特集が、読者の皆さんにとって、自社の人材戦略を考えるきっかけとなれば嬉しく思います。
またこの夏は、出張先でさまざまな出会いがありました。ぶらり風土記のコーナーでは、取材で訪れた土地の魅力や名産品などをご紹介しています。
新潟県燕市で出会ったのは、磨きの技が光るカトラリーです。ノーベル賞晩餐会で使われるカトラリーも燕産のものなのだとか。食べるものの口当たりまでも変えてしまう研磨技術は必見です。
岐阜県高山市では、美しい木工家具と「匠の技」に触れました。奈良・平安時代から、飛騨の匠は朝廷の建物や調度品の制作を担っていたといいます。その歴史と伝統、技術を受け継ぐ職人たちの思い、そして飛騨の家具の魅力を感じていただける記事です。ぜひご覧ください。
暑さも少しずつやわらぎ、ぶらりと散策するには心地よい季節になってきました。これからも、取材先で出会った素敵な発見や地域の魅力を、読者の皆さんと共有していきたいと思います。どうぞ楽しみにしていてください。
経済産業省広報室/METI Journalオンライン編集チーム
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